スズキ ST250


在庫があるとの事で黒を買う



数週間後の姿・・・

【再び空冷単気筒へ・・・】

5月の上旬に軽めの峠道、カタナでランチア・デルタ インテグラーレ追いかけていた。 とはいえランチアはそんな必死に逃げてた訳ではないし、こちらもそんなにまくし立ててた訳でもない。 だが、結論から言うと死にかけました。そろそろ潮時かなという事でカタナを降りる事にした。
当然、空冷単気筒マニアだから再び空冷単気筒車を買う事は確定しているとして、普通ならマニアらしくSRあたりを 狙うと思われるだろうが、どうせ改造しまくるので車検の無い250でいきます。 選択肢は2台でエストレヤとST250。グラトラやCB223Sはロードスポーツの範疇に入るだろうがちょっと違う気がする。 ST250は前身のVoltyとは非常に長いお付き合いだった為に事前調査の必要なし。
問題はエストレヤ。格好だけならSTより遥かに完成度は高くて「やっつけ感」はまるで無い。 だがネットで調べると定期的にタペット調整しないとエンストするだの、テンショナの改良でマシになったが カムチェーンが伸びやすいだの、カワサキ車らしくオイル漏れはするだの何かと邪魔くさそうだ。 長く乗るのであれば信頼性を優先するべきではなかろうか。
ST250を買いにゆく。カタナの下取りは11万だそうな。5年前に20万円台で買ったバイクにしては結構がんばって貰ったと思う。 なにしろ20年前のバイクだ。で、支払い総額が値引きもあって34万円なので安い単車である。

Voltyと違って良くないところは
・この形に似合わないインジェクション(言う間でもなくこれは仕方なし)
・センタースタンドがない(これは痛い)
・フェンダーがメッキじゃない(これも痛い)

良いところは
・車格がマシになっている
ひとつだけか・・・ でも重要なポイントである。Voltyはあまりにも小さ過ぎた。

いつも通り、車体の発注とほぼ同時に色々な改造パーツをネットで発注した。 パーツ代だけで総額で約20万円弱くらいだと思うが未だぬるい方だろう。 この手のバイクは安価だと論評されるが結果的に本当に安いかはかなり怪しい。 ヤマハのSRあたりだと恐らく改造費は車体価格を遙かに超えているであろう改造車をよく目にする。
その後、納車も無事に終え完全なノーマルの状態で慣らし運転を行う事にする。 納車日に130km程、時速50km縛りで走り回ってみたが、乗った感じはまるっきりボルティである。 久しぶりってな感じでまるで違和感がない。馬力もトルク特性もママチャリのようなポジションも。 違和感があるとすれば排気音だろう。とてつもなく静かでなんだかスーパーカブっぽい。
慣らし中の燃費はリッター当り42km。慣らしが終われば二度と到達する事のない数字である。


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