SUZUKI ST250

ST250 カスタム
【マフラー】スーパートラップ
熱の影響で鉄製のエキパイは傷み易い。ステンレスのフルエキマフラーを探して ボルティーの時と同様にスーパートラップマフラーを選択。カタナの時に何回もマフラーを交換したが、 特にノーマル二本出しの凄まじい重さでエキパイ4本のマフラー交換作業と比べると100分の1の労力で 付け換えれる様な気がする・・・
だが、このマフラーはFI用と正式に名乗ってないので現物を見たら案の定センサー取付け口が付いてない。
自分でボール盤やらロウ着け加工して取付け口を造る。今回の作業で一番苦労したのはこの点だと思う。
とにかくステンレスは硬い。
ディスクは8枚入り。よく分らない人は全部つけてしまうかも知れないが、4枚くらいでトルクの状態はノーマルと同じくらいである。 増やせば増やす程に高回転型になり音も大きくなる。 幾度も実走を繰り返し最終的には7枚とした。 付けた時からこれはヤケに静かだと思ってて最近知ったが、トラップには国内仕様とUS仕様があって国内は静からしい。 以前買ったボルティ用に付いてた取説は英語でした。つまりそういう事だったらしい。
〜作業難易度〜★★☆☆☆ カウルなし単気筒はヌルい
【フェンダー】自家塗装
本当はボルティのようにメッキがいいんだが自分で塗る。アルミっぽく見せる事にしよう。
最もアルミ色に近いと思うアクリル系のサテンシルバーで塗装してウレタンコート。
趣味で毎年カタナの全塗装してたので、我ながら塗装技術は無駄に高いレベルに達しているからこの程度の塗装は大した事はない。
〜作業難易度〜★★★★★ 慣れてしまえばいいがウレタン塗装は特殊技能だと思う
【サイドカバー】
ステッカー剥がした痕跡が残るだろうと思い再塗装を覚悟していたが全く跡は残らない。
あきれる程に簡単に剥がせるし、最初から剥がされるのを想定してるのかもね。
〜作業難易度〜★☆☆☆☆
【風きり】WMフロントナンバープレート
要るよな、やっぱり。
大手バイクパーツ通販サイトのWEBIKEで2種類出てて高い方(余り変わらない)を購入。
取り付け作業は難しくないのだが位置決め作業は一発勝負だから慎重に。
〜作業難易度〜★★☆☆☆ ボルト打ちしなくてもエアロパーツ用両面テープで耐える気がする
【セパレートハンドル】ハリケーン(大阪単車部品)
後付ハンドルメーカーの老舗。二十数年前から値段もあまり変わってない。
他のメーカーからもセパレートハンドルは出ているが、レース用のクリップオンハンドル のようでポジションに自由度はない。このハンドルは角度やら位置をある程度変えられる。
ノーマル状態のバイクを既製衣類とすると、各所に変更を加えた改造車はテーラーメイドの 服のように思う。特にそう思えるのはハンドルポジションで今回も完全に自分の体格や 乗り方に合わせた。多分他の人が乗ったら乗り難いだろう。
注意書きに「ライトステーの変更が必要です」とあったが私はハンドル側の方を削り加工した。 少し削るだけで付くようになる。
〜作業難易度〜★★★☆☆ 意外とトップブリッジ外すのに手間取る気がする
【ステップ】WMバックステップキット
相変わらずバックステップキットは結構値段が高い。そして時間もかかったところを見ると 受注生産品ではなかろうか。でもあるだけ有難い。ボルティの時は無くて諦めたっけ。
取付けは難しいのでは無く面倒臭いの一言につきる。 特にブレーキロッドがピリオンステップのステーと干渉しまくるので加工が必要となるのだが、 面倒なのでピリオンの方をステーごと外した。力がかかってそれ程硬くないブレーキロッドは加工せずに真っ直ぐにしておきたいし、 ややこしい事にスーパートラップのステーもこの場所に参戦して来ているし、 どうせシングルシート仕様なのでまぁいいやってな感じだ。 (後々、ステーの方を大幅改造して付ける事となる) それとブレーキランプのスイッチも大幅に取付け位置が変わり (配線の取り回しも要変更)サイドカバーの下の方を少しだけ削る加工を行う事にもなりました。
そして左側のステップも見事にサイドスタンド仕舞い忘れ棒と干渉するので外す事になりましたとさ。
いろいろ面倒な目に遭った甲斐もあり取付け後はなかなかいい位置ではある。

〜作業難易度〜★★★★☆ 工具さばきだけでなく加工も要るので星4つ
【フォークブーツセット】SUZUKI純正
機能的には大した事はないパーツなのだが、付ける作業は大した事がある。 フロントフォークを抜かなきゃならぬ。ボルティはセンタースタンドがあったが今度は味方はいない。
予め全てのボルト類を緩めた後のジャッキアップでの作業だった。(緩めすぎ注意。ストンと落ちてくるからね) これは純正部品である。値段も3000円くらいのモンである。 組み立て作業中に付ければ楽チンだろう。なんでオプションでなく最初から付けないんだ・・・
結局ただはめるだけの作業だが、加工作業を除く組み付け作業ではバックステップキットの次ぐらいに時間がかかりました。
〜作業難易度〜★★★★☆ 軽量250でもフォーク抜きはなかなか侮れない
【エンジンガード】キタコ
長く乗るとエンジンマウントのボルトは熱で固着して外すのさぁ大変になるのだが、今回は新車であるので超楽チン作業で更に マフラーを外さなきゃ出来ないみたいだが、マフラー交換作業の合間にやったので一瞬で取付け完了。
今の今更転ばすような単車ではない。ただのドレスアップパーツに過ぎないと思っていたら、フロント周り解体中にジャッキ をかける位置が悪く転倒させてしまった。ガード自体はキズが付いたが結果的には大助かり。他のパーツは無傷でした。
〜作業難易度〜★☆☆☆☆ 新車だったからねぇ・・・
【タンクニーパッド】
両面テープで張るだけなのだが初回は失敗。 パッド側の裏面がツルツル過ぎてテープの馴染みが悪いので紙ヤスリで 表面をザラつかせてからやりましょう。
ハンドル低くしてバックステップを組むと乗車姿勢は必然的に上半身に負担がかかるようになる。 それを極力軽減するには教習所で教えられる以上にニーグリップしまくって膝に助けて貰うのがいい。 従って見た目ではなく、このパーツはあった方がいいぞー
〜作業難易度〜★★☆☆☆ 小学校の工作レベルとはいえ綺麗にやるには集中力は要る
【リアサスペンション】メーカー不明
ヤフーオークションで買った1万円サス。真っ黒でプリロード無段階調整が気に入って購入。
入ってたパッケージもいいかげん。メイドインどこかも分らない。
取り敢えず下部が貧弱でカッコ悪かったから、適当な筒状なもの被せて黒いカッティングシート張って、 ゴムかませて太く見せかけて完成。今では見た目もちょっと気に入っている。
〜作業難易度〜★☆☆☆☆ 軽いバイクですからねぇ、リッターバイクだと星3つ
【スクリーン】メーカー不明
ヤフーオークションで買った3千円メーターバイザー。送料とかでもう千円余分にかかるけど・・・
ロケットカウルとかを検討したが、強制的にベタベタに低いレーシングハンドルを付ける事になるので遠慮しました。 縁に付いている黒いのはカタナのスクリーン用モールドラバー。600円くらい
〜作業難易度〜★★☆☆☆ 簡単な作業でも面倒な感じ
【バックミラー】
近所のホームセンターで1500円のヤツ。安物らしく軽すぎて振動に弱い為に下のほうに穴あけて、 近所の釣り道具屋でオモリ(鉛の粒、これまた強烈に安い)を入れコーキング剤を流し込み固定させて接着材付けたステンボルト捻じ込んで終了。 そしてセパハン用にに短くするためにグラインダーで柄を短く切る。グラインダー無くても鉄ノコで充分でしょう。
〜作業難易度〜★★☆☆☆ 加工しなけりゃ星1つ
【スプロケット 前16丁】 アファム
写真は外したノーマル15T
かなり強く締め込まれている。スプロケカバ−が7mmとヘンなサイズのボルトが使われているので注意。 まず緩み防止の爪が立ってるのでマイナスドライバとハンマーで寝かす。 ギアをローに入れて念の為に前輪を壁とかに押し当てる。シートにまたがり右足でブレーキを踏み、 左足でスプロケ固定用の30mmのボルトに当てたレンチを踏み抜く。 その際、レンチがエンジンに干渉しない長さが必要。
私はトルクレンチを使ったが、L型ボックスレンチが一番向いているように思う。 柄に金属パイプ突っ込めたり出来るしね。
個人的な意見だが、ノーマル低過ぎと感じても 減速比は前の1丁上げではなく後ろを1〜2丁下げ程度の変更の方がいいんではないかと思う。 吸排気を調整して結構な高回転型にしてあっても、この減速比だと絶対的なトルク不足で5速は加速らしい加速を全くしない 完全なオーバードライブギアとして使う事になる。
〜作業難易度〜★★★★★ 最初はメチャクチャ硬いぜ・・・
【セミダブルシート】 WM
3万円くらいと値段はそんなに高額ではない。
シートの硬さはノーマルより格段に硬くなるが、レース用のシングルシート程ではないのでノーマルポジションのように どっかり座る乗り方だと長距離走行時にはダメージを受けそうだが、前傾ポジションで上半身に体重が分散してる状態ならば 慣れてしまえば特に問題はない。
取り付け作業だが、以前にボルティにシングルシート(今回とは別メーカー製品)を付けた時と同様に若干寸法が合わず、 ひねくり回してつけた感じだ。そして1年も乗り続けると寸法は自動的に合ってくる・・・
〜作業難易度〜★★☆☆☆ 何故か素直にはまらない
ST250 カフェレーサー 【改造後記】
スーパートラップの調整中に極端にアフターファイヤーが出まくるので不審に思い調べてみたら、 最近の厳しい規制をクリアしている車種はAI(人口知能ではない)なる浄化装置が付いているとの事だった。 未燃焼ガスの最終処分が目的でワザとアフターファイヤーを起こすものらしい。 最初はターボカーのターボラグを解消するためにアクセルオフ時にタービンを回す事を目的として開発されたらしい。 昔ラリーのワークスカーが導入してたミスファイヤリングシステムのソフトな奴だろうか。 どちらにせよ旧車ばっかり乗ってた浦島太郎には知る由もない。 へんなパイピングには気付いていたが「近頃のインジェクションはややこしいのう」としか思ってなかった。 キャンセラなるモノも2千円くらいで売っていた。 シリンダーにフタをするタダの板なので買う間でも無くその辺の端材の切削で簡単に造れるわい。 外したら良くなったと言うより正常に戻ったって感じだ。 それと予定外の改造はセカンドバイクのシグナスX同様、ライトはバッテリ保護の為にエンジン始動と同時にオンの 今時常時点灯式だと思い込んでいたら、メインキーONで点灯するいにしえの方式だった・・・ 急遽ライトスイッチ付ける。カウル付きのモデルじゃないので楽な作業だけど。
仕上がったSTと昔イジってたボルティの資料を引っ張り出して比較してみる。 ホイールベースが長いのと社外リヤサスのおかげかキャスタのおかげなのか、 とにかく高速時の直進安定性はあきらかにSTが勝っている。 ついでにコーナーリング性能も怪しげな中国製タイヤが付いてるに関わらず安定してる様な気がする。 奇しくも最高速度はボルティが「瞬間的に150km/h」とあったが殆ど同じ位である。 140キロリミットメーターを少し振り切るくらいだ。 振動やら車体の安定性やらで巡航用の最高速度はせいぜい120km/hくらいが妥当だろう。 その辺りになると加速もジリ貧で相当長い直線が要るしね。 今回の改造で最も振動が出ない回転域が70〜90km/h(タコ付いてないから正確な数値は分らん)に当たるので調子よく走れてる時は快適だが渋滞とかでペースが落ちると手がしびれ易いみたいな感じだろうか。 とりあえずこれで行きましょう。


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