スズキ マローダー250(修理)
マローダー250 カスタム
【修理】
事故って病院にいると電話があった。軽傷な本人を拾いに行くついでに車体を見たら派手に潰れているが何とか自走出来そうだから乗って帰った。 曲がったハンドルとFブレーキだけの乗り難い状態なので通常の半分のペースで走行した。
ハンドルポストが曲がって、タンクがかなりヘコみまくって、ライトケースも砕けて、ウインカーとミラーも削れてレバーやペダル類も曲がっている。
案の定、本人は金が無いというのでパーツは一切買い換えず全て補修で行う。 曲がったレバーやペダルはそのまま力まかせに戻すと必ず折れるので、メガネレンチやハンマーを使ってほんの少しずつ曲げて戻してゆく。 それ以外は下記参照。フレームやフォーク、スイングアームが無事でよかった。
修理代というより材料費は1万5千円で何とかなった。



【タンク修理】


普通なら買い換えるべき大ダメージを負った。
ひたすらエポキシ成型と耐水ペーパー掛け、それでも線やひずみが出るのだが薄付けパテだと強度が足りない。そこで高価だが黒のウレタン塗料を 厚塗りして極薄付けパテとして使用する。
二週間も要して補修完了。少し見ただけでは補修したタンクには見えない出来栄えまで辿り着いた。買った時からあった数箇所の細かいヘコみは ウレタン厚塗りペーパー掛けで自動的に消滅しており、むしろ今が一番綺麗な状態にある。

ついでに「貼ると新車に見える魔法のステッカー」を購入。カワサキ・ゼファー用でネットオークションで370円だった。



【マフラー】
メッキだったリバースコーンマフラーもガリガリに削れてた。
耐熱パテで埋めてペーパーで慣らす。再メッキする設備も無いので耐熱塗料で真っ黒へ。 ついでにグラインダーでスラッシュカットして芯も作りなおし。



【ライトケース】
本来なら買い換えるべき大ダメージを負った。3つに割れてしまっていたのだ。
タンク同様、エポキシこね回して成型して黒塗装して何とかなった。ウインカーレンズは上部が削れてた為、レンズを上下ひっくり返して付けて終了。



【ミラー】


削れてたので黒で再塗装。
標準だとヤケに間延びしてたのでホームセンターで連結用のボルトを買ってきて半分くらいの短さにしたった。

やはり気になったので後日、社外品に交換した。
バーエンドミラー、左右セットで送料・手数料込みで1,500円。中国製だろうけど本当に最近のパーツは安い。 安いからだろうけど取り付けには少しコツが要る。



【フェンダー】


安物ショートフェンダーは金属製だからタフだった。転倒でも殆どノーダメージ。
でも修理具を買い集めてる時に中古で美品のスクリーンを入手したので、見た目のバランスからショートフェンダーは暫くお蔵入り。
ノーマルのクラッシックフェンダーに戻したが冗長過ぎてどうにも気に入らない。
ハンドグラインダーで後ろのラッパ状を5〜6cm程カットしたが、それでもまだフロントフェンダーとしては大き目だね。



【リヤサス】
リヤサスの黒塗装は無理なので買い替え。
GS400用のカッチカチの細巻きサスが長さが一致したので購入した。安かったのはいいがやはり硬い。 段差に乗ると結構ハラにくる。硬めのサスでさえこれなら乗ったことは無いがリジッドって尋常ではないと思う。



【リヤシート】
ノーマルは少々大き過ぎるので社外品を購入。
吸盤6個でくっつく送料込み1700円の代物だが吸盤だけでは怖いので少々加工してボルト締めステーを追加。



【ウィンカー】
これも黒化の追加パーツ。
ノーマルは大昔のGS750並みの大き過ぎて傷も付いたので交換。
4個セットで送料込み1400円の激安品。案の定、実物を見たら値段相応の恐ろしく雑な代物で そのまま付けたら接触不良を起こすのは確実と思うので、全部バラして組みなおし。 それでも電球辺りがフカフカなのはゼリー状の瞬間接着剤を少し付けて固定する。面倒臭い。



【フォークブーツ】
これも黒化の追加パーツ。
1500円で安いと思ったらまたまた中国からの取り寄せ品で10日程で到着。 レトロ調バイクに乗ってた頃に散々付けたけど、相変わらずジャッキかけてブレーキ外してホイール外してフォーク抜くのはメンドい・・



【残りの黒化】
黒いパーツが多くなったので他のパーツも黒く塗って全体的に黒くした。
ハーレーの883アイアンぽくなるのかなーと思ったんだが、出来上がったらカワサキのエリミネーターみたい・・・




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