GSX400S KATANA


結構、効果ありのサブフレーム

ヨシムラ-カーカーハイブリッド管、完成

エムブレムが若干下気味でも気にしない。やり直しはきかないから。

軽めのワインディングで調整中の写真。たとえトップスピードがメーターで240Km/hになっても普通に乗れなければ意味がない。

【改造】

修復が終盤に近づいたので性能向上に努め始める事にする。手始めにする事は2つ。まずは大排気量車ぽくする為だと思うが減速比が低すぎる。もう一つは二本出しノーマルマフラーがフレーム機能の一部を担ってるらしく、集合管に換えるとフレームの剛性が著しく低下する。ネット通販で次ぎの2点を購入する事にした。GM製スラッシュガード-サブフレーム付(大体、2万5千円くらい)、サンスター製ドライブスプロケット15T(大体、2千5百円くらい)。これらを発注したらすぐ配達されてきた(よく在庫があったな)。スプロケはサンスターでなくアファム製が届いた。これは先方のミスではなく私がボーっとして発注したためだろう。値段も同じくらいなので当然なんの問題はない。で、まずはスラッシュガードを組み付けてみた。マフラーが邪魔なので外す(予定外)、念の為にエンジンマウントに手をかける為、エンジンの下にジャッキをかませておく。そして次ぎが大変である。新車購入してスグの作業なら問題ないのだろうが、永年の熱と劣化でエンジンマウントのボルトが固着しきっている・・・しかも入り組んだ厄介な場所に存在しているオマケ付き。時間をかけて潤滑剤を染込ませ、多様な工具を駆使してなんとか外せば後の作業はどうって事はない。次ぎにスプロケであるが、これは簡単に終わる。他の車種は結構ボルトで止めてあるのに、これはでかいCリングみたいなワッシャーをはめてあるだけなのだ(専用工具が無くても極細ドライバー二本で簡単に外せる)。むしろ心配になってくるぐらいだ・・・装着後に走らせてみたら、減速比に関してはやっとフツーのバイクになったような感じである。スラッシュガードの方は結構きいた。前は170Km/hでよれ始めてる感じだったが180以上でもビシッとするようになった。でも、当然あの頑固なアンダーステアが改善されるワケではない。これが嫌でよくフロント17インチ化されるようだが、わたしはカタナ=アンダーステアと思っているのでこれはこのままで。

次はブローバイガスを外部に放出する。中間排気量の水冷GSX−R系(含バンディット等)はブローバイガスの循環装置になにか不具合があるらしく、アイドリング時などすこぶる調子が悪くてすぐにエアークリーナーをダメにする(特に250)。法律違反だが、ゴムホースを買ってきて下に逃がしてとっとと終了。案の定、冷間時の始動性が格段に向上した。冬場でもチョークを引かなくてもいいくらいだ。お次はマフラーなのだ・・・ヨシムラドラッグサイクロンは軽量化に貢献するだけで、排気効率に関してはノーマルと殆ど変わらないフン詰まり仕様。さすがは公認マフラー。そこで手持ちのスーパートラップのサイレンサーがあり、ヨシムラのエキパイは使えそうだということで、途中でブッタ切って繋ぐとしよう・・・言うのは簡単だが、やるのはかなり厄介な作業で、また1〜2日は消費しそうである。

接続作業を始めようと思い現物を並べてみたら、どう頑張っても合いそうに無い事が判明。考え直す事になった。さてどうするか・・・ 全ての元凶は販売終了になって随分たつのでマトモなマフラーが販売されていない事にある。公認マフラーには用は無い。トラップには早々と見切りをつけて、ネットオークションでカーカーのアルミサイレンサーを落札(送料含むと5000円くらい)。本来、カーカーはカワサキ車に似合うマフラーだが、マテリアルとしては申し分ない。そんな矢先にメーターケーブル断裂。まぁ、スズキ車にはよくある事だがこのクソ忙しい時に・・・ そして、ブッタ切ってくっつけてハンドグラインダーで削りまくって仕上げして完成(無論、言うほど簡単ではない)。 ピストン加工、吸排気ポート加工の地味なファインチューンも終了し、いよいよ全ての調整作業に突入してゆく。

【リターン】
あれこれセッティング中に事件発生。ノーマルプラグでは着火が追いつかないので二極式に付け替える時に(NGK CR8E→CR8EK)、面倒なのでタンクを浮かせて作業している最中、こともあろうにタンクが落下!キズつく上にヘコむではないか・・・パテもり再塗装が確定。不精せずに
タンクはちゃんと外して作業しましょう。繰り返す。どんな小作業も必ずタンクは浮かせるのではなく外してしましょう。


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