ホンダ・GBという単車

自分のVoltyをなんとか英国車ぽく見せようと改造を加える程、英国車というよりホンダGB500TTに近づいてゆく・・・ それ程までにGBはブリティシュな装いに於いては完成度が高い。GB250クラブマンは結構長い期間、販売され続けたがGB400TT・GB500TTは短命に終わった記憶があり、ロケットカウル仕様のMarkUに至っては限定だった覚えがある。不人気だった理由も明快で、レプリカブームの真っ最中に販売してしまった為であろう。あの渦中にCBRやVFRの隣にコレを置いても誰も見向きもしなかっただろうと思われる。特にこのあたりは円高で、逆輸入車がかなり安く手に入る状態(私の記憶では実兄がFJ1200のベルギー仕様を88万、実弟がV−MAX北米仕様を93万で購入)だった為、500TTはかなりの苦戦を強いられたのは間違いないだろう。2000年以降に販売すればまた違う事にもなっていたのではなかろうか。造形だけで言えば、単にSRを模倣したCB400SSより遥かに素晴らしい。
残念ながら私はこのシリーズに乗った事がない。が、以前に所有していた単気筒CBX(RFVCエンジン)と同系列であるならば大体の予測はつく。低振動の高回転型エンジンなのであろう。むしろ、単気筒然とした特性よりこちらの方が間口が広く一般受けする事だろう。再販しないかなぁ、しないだろうな・・・あまりにも美しい単車なのだが。


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