SUZUKI ST250

【リアタイヤ交換】
【購入】
超面倒臭がりの私は普通、消耗品の交換の記録なんぞつけるワケはないのだが気が向いたので記録する。
寒い日や濡れた路面でツルツル滑る怪しげなチェンシンとかいうノーマルタイヤは約1万1千キロで丸ボウズになりました。普通はもっともつらしいのだが毎日120〜130km/hで常用してたのでスピードレンジがもっと遅いタイヤなのかも知れない。フン、ダメなタイヤ。
今度はIRC RS-310と汎用チューブ、ついでにオイルフィルターの三点セット買いで9300円とこれまた安い。
今回はリアだけの交換。前後同じ銘柄のタイヤじゃないとマズくはないか?と問われれば、 サーキット走行や峠を攻めると非常に怖い目に遭うというか転倒する。 まぁ普通に乗り回す分には大丈夫。

【分解 洗浄】
前にもやったことがあるぞと思えてしまうのはボルティと全く同じ構造だからなんだねぇ。だがセンタースタンドの有無は大違いなんだな・・・
とにかくドラムブレーキは楽だ。 以前のやたら重たかったカタナに比べてパーツも小ぶりで軽いのでカタナと自転車の中間くらいの作業のやり易さだ。
そして分解し終わったら普段は手が入らない薄汚れている部分の洗浄の絶好機なので洗いまくる。 特にドラムブレーキ内は凄い粉っぽい事になっている。

【古いタイヤを外す】
ビードブレーカーもタイヤチェンジャーも持っていない私はタイヤを外す時はクルマで轢く。ゴムにゴムを押し付けるのでホイールを傷つける心配もないしね。当然タイヤの下にウレタン板やダンボールを敷いてから行う。2人いれば轢いてもらうし、一人の場合はジャッキで行う。
とにかくノーマルダメタイヤはホイールから外れない。ブリヂストン並の硬さのように思う。CRC-556を吹きつけまくって少しずつレバーを挿してやっと外れた。

【新しいタイヤをはめる】
タイヤレバーを使ってのんびりはめる。実はこの「のんびり」というのがミソなのだ。 油圧タイヤチェンジャーならグリグリはめ込んでいけるのだが、 ここは人力なので時間をかけてタイヤとホイールを馴染ませながら入れていく。 タイヤには方向があろので気をつけてね(大体どのメーカーのタイヤも進行方向の矢印が刻印してある)
ところがこのIRCというタイヤ、初めて使ったのだが簡単にスポっとはまった。 結局レバーもこじらせることなく未使用で、手と足で押し込むだけで簡単にはまった・・・ 間違いなく外す時も簡単にホイールから外れるだろう。
はまったらここでチューブレスの場合はコンプレッサーを持ってないので近所のガソリンスタンドへ持って行きエアーを入れて貰うのだが、チューブの場合は足踏み式の空気入れで十分。空気圧無視で踏んでいきポコンとはまるまで踏み続ける。最後に規定の空気圧まで空気を抜く。
そしてホイールを分解した逆の手順で車体に組んで終了。
作業時間の大半はダメタイヤを外す時間と清掃時間だったような気がする。タイヤ交換とグリスアップだけでダメタイヤを使わないのであれば作業時間は1時間半〜2時間もあれば十分だろう。
そしてRS-310使用感だが、これに限らず交換すれば殆どの銘柄がノーマルダメタイヤに比べればハイグリップタイヤではないかと思う。 曲がる止まるどころか、ただ真っ直ぐ走ってるだけでも違いが分る。特に130km/h以上の時の接地感はまるで違う。


【リアスプロケ交換】
前1丁上げの状態で1年以上乗っていたものの、もう少しアクセル開けた時のツキを良くしたいので後ろも1丁上げる。 前がノーマルなら後ろ2丁下げと限りなく同じ減速比となる。
取り付けボルトだが、いつも思ってて忘れてしまうが新車購入時に一回外してグリスを軽く塗って組み直すべきだった。 中で粉を吹いて完全に固着してるから外すのが大変過ぎる。 苦労して何とかボルトを外したが軽くナメ気味になったので、念のため近所のホームセンターでほぼ同じ規格のボルトに2本交換する。
ゴールドのスプロケがレトロ調のバイクに合うかどうかは一考の余地があるがこのままにしとく。 どうせチェーンドライブの駆動系パーツは暫く走ればこんなキンキンの状態ではいられないからねぇ。 乗り回した感じは間違いなくこの吸排気のセッティングにはこの減速比がベストであると思う。

【O2センサーについて】
思うところがあり、そろそろSTを処分しようと思う。 最後の数ヶ月はノーマルで走ろうと思い全て元に戻した。しかしノーマルにして暫く走っていたらだんだん調子悪くなり、ゴボゴボいって本格的に燃調不良に陥った。 アイドリングは安定してて加速は問題なく巡航すると不調となる。これは典型的なO2センサー不良の症状だ。
いくら何でも壊れるのは早すぎるし、逆ならともかくノーマルに戻したら壊れたというのも変だ。 そこで考えあぐねいて仮説を立てた。ノーマルマフラーを保存する時に錆止め用にオイルまみれにして梱包保存とした。 そこでエキパイのオイルが走行中に吹っ飛んでセンサーにオイルが付着したのが原因じゃないかと考えてみた。 バケツの底に水を少し入れ、油分を一番やっつけてくれるのは食器洗い用の中性洗剤と思い高濃度の溶液を作る。 で、プロテクタのおかげで直接洗えないのでバケツの中でガバガバ掻き回す。凄まじく泡立つが構わず掻き回す。水に入れ替えてまたまた掻き回す。
結論を言うと仮説&対処法は正解だった。修理完了。
まぁ、普通そんな事にならないと思うがO2センサーに油分が付くとヒドい目に遭うという事はみなさんも覚えておいて損はないだろう。 カーボンとかで汚れたとしても灯油洗浄やパーツクリーナーを使うのは止めておいた方がいいかも知れない。
しかし、治っても回転の上がり方は本当に鈍い。この触媒付きノーマルマフラーはどんだけ馬力喰ってるんだろうね・・・


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